同じくA宅さんのご提供画像、第2弾。
1月の筑波サーキットに続き、3月には後楽園球場で「スーパーカー・フェスティバル」が開催されました。池沢さとし先生も930ターボで参加されています。
このイベントでは、観客はスーパーカーをスタンドからネット越しにしか観ることができず、その評判は概ね芳しくなかったそうです。それゆえか、同年8月、同じ後楽園球場で再び行われた「ザ・スーパーカー ジャンボフェスティバル」では来場者がグラウンド内に入ることができるようになっていました。
ランボルギーニ・ミウラSV
京都ナンバーのミウラ、当時有名な個体。
ランボルギーニ・カウンタック LP400
モーターマガジン社の社有車。ナンバーは隠されていますが、「品川 33 そ 84-12」、全国のショーを巡業して荒稼ぎをした有名な個体です。
フェラーリ 365GTB/4 デイトナ
ミウラと同じ京都ナンバー、当時有名な個体。
フェラーリ 365GT4BB
赤/黒の他、めずらしい青/黒の展示もありました。
ディノ 246GTB
マセラティ・メラクSS
球場内を流す担当はA宅さんでした。
ポルシェ 930ターボ
ポルシェ 934ターボ RSR
930をベースとするグループ4仕様レーサー。わずか31台のみ製作されたうちの貴重な1台。環八・田園調布のチェッカーモータースに展示されていて、当時のスーパーカー少年たちに有名な個体でした。
ロータス・ヨーロッパ
モーガン
走る化石のモーガンもなぜかスーパーカーの仲間入り。
ジャッカー電撃隊・劇中車
なぜにジャッカー?理由はあるのです!!
ゴレンジャーの後番組として始まった「ジャッカー電撃隊」は、当時大ブームだったスーパーカー人気にあやかろうと、しばしば、スーパーカーを絡めた回を設定していたのです。
ちなみにスーパーカーが出てくる回には、スーパーカークイズなどを通して少年たちに人気のあった「切替徹」氏が本人役で出演しています。
劇中車の完成度は高く、ベースとなった車が気になります。
上の「スペードマシン」と下の「ハートバギー」は、US西海岸で大流行したフォルクスワーゲンを改造したバギーがベースと思われます。
下の「マッハダイヤ」は、払い下げられたレーシングカーがベースになったとのこと。シートが右にオフセットしていることからオープントップの2座レーサーだったんでしょう。
そして唯一の2輪「オートクローバー」、言わずと知れたKH400でしょう。ゴディエ・ジュヌー調のフルカウルとビートのキャストホイールでキメた正統派カスタムバイクです。オートバイマニアの関係者から借りてきたのでしょうか。
すごいハンドル位置ですが・・・
羨ましい時代ですね…。その後の「ポケモン」や「妖怪」のように、子供達がスーパーカーの名前や特徴を当たり前のように覚え、ミニカーもはじめスーパーカーのおもちゃやグッズもたくさん出てきて夏休みとかにはスーパーカーの車をたくさん展示するだけで子供達がこぞって集まっていたり…日本でもその後「ミニ四駆」や「F1」とか車関連のブームがあったけどここまで社会的にブームになったのはこれだけでしょうね。今の若者は車離れと言われていて「働く車」や「鉄道」が不動の人気となっていますからね…。今の小学生が「ブガッティ・シロンのスピードは…」とかなんて絶対言わないよな。