横浜美術館で行われた「アメリカンモーターフェア」、恒例E藤氏の画像でレポートいたします。
Polaris
スノーモービルで知られたポラリスは、1954年創業と古い企業で、意外に規模も大きく、オートバイのビクトリー、インディアンを子会社として持っています。その上、富士重工から分社した汎用エンジンメーカー「富士ロビン」は、長年ポラリスにエンジンを供給していた縁で、今ではポラリスとの合弁会社「ロビン」となっているというのにはちょっと驚きました。日本ではイマイチなじみの薄いATVですが、ヤマハ、ホンダも「ATVは利幅が大きく貴重な収入源」として力を入れている(ただし、US市場で)とのことで、あながち馬鹿にしたものでもないようです。
RZR 900
2人乗り。自社製875cc直列2気筒75PSに自社製CVTを組み合わせる4WD。231万円より。なかなかお高いオモチャ。
RANGER XP
2~3人乗り。機関のスペックは同じでも最高出力は68PSに抑えられています。331万8千円より。ちょっとおもしろいデザインのパンクレスタイヤを履いています。
2ペダルです。
RANGER CREW
5~6人乗り。最高出力は60HP。321万3千円より。
Indian
Chief Vintage
1.8L・V2はバンク角49度と独特。
Chieftain
Chief Classic
Indian Scout
ミドルレンジに1.1Lエンジンと1,663,200円(税込)という意欲的な価格で参入。海外生産ではなく、Made in USAとあります。
Victory
エンジンはインディアンのOHVとは全く異なるSOHC4バルブ・1.7L・50度V2。
HIGH-BALL
1,846,800円(税込)
JUDGE
1,798,200円(税込)
NESS CROSS COUNTRY
2,775,600円(税込)
キャリパーはトキコですかね?ローターはサンスターかな?
フィンの端面に飾り加工を施しています。凝っている!!
Harley-Davidson
偉大なるマンネリ。正直、いい加減どうでもいいんですが、それでも未だに売れ続ける輸入車ナンバーワンブランドであることは驚きです。ドカなんかは浮き沈み激しく、今は長期低迷中?
TRI GLIDE ULTRA
ほんと、どーでもいいんです。4,250,000円から。
LOW RIDER
見飽きた。2,090,000円から。
Street Bob SP
いつものキャストホイール履かせたりした程度のお気軽限定モデル。ただ、このモデル、ストップランプがありません。リアウインカーがテールランプを兼ねているのが新しい・・・というか古い!(昔のアメ車はテールとウインカーが一緒でした)その辺のくすぐり方が上手い!
FORTY-EIGHT
まだ売ってんのかよ、という気持ち。1,420,000円から
STREET 750
マンネリの中の久しぶりの新風。注目のインド製ハーレー。エンジンは、なんと水冷DOHC!!(レボリューションXと呼ぶんだそうです)価格は当然、ハーレー最安値。70~80万円程度になるとか。これは国産メーカーにとって、かなりの脅威では?動向を見守りたい次第。
Ford
Model-A
偉大なモデルTの後継として1927年デビュー、1931年まで製造。オヤジの作ったモデルTに対し、息子のエドセルのモデルAは、機能一点張りだったTのスタイリングとは異なり、実用車ながら魅力的なスタイリングを有していました。
1956 Thunderbird
初代サンダーバードは初代コルベット(C1)に対抗して出されました。
Mustang Fastback
1964年デビューの初代マスタング。最初のマイナーチェンジ後の1967年モデルあたりでしょうか。
Mustang 50th YEARS EDITION
V8の代わりに2.3L直列4気筒エコブーストエンジンを積んだ6代目マスタング。4気筒とはいえターボで314ps。
E藤氏「セコいブレーキが付いていましたよ~」と興ざめだった模様。
Ford Fiesta 1.0 EcoBoost
フィエスタといえば、ヨーロッパ・フォードの看板リッターカーですが、フォードの切り札、直3・1.0Lターボ、100PSのエコブースト・エンジンを積んでます。このクラスのATでも6速なんですね。
Ford Ecosport
中国、インド、タイで生産されているコンパクトSUV。このブライトイエローが特別色で70台限定だそうです。直4・1.5L・111PS。これも6AT。
LINCOLN MKX
GMのキャディラックに対抗するフォードの雄、リンカーンのSUV。エンジンはV6・3.7L・309PSと押しの強いデザインにしては、控えめ。
セキュリティ?
GM
1955 Chevrolet BelAir
50年代のシボレー・高級セダンの代表車。
オーナメントからベル・エア=飛行機のイメージ、かなと思っていましたが、実は地名なんだそうです。(ロサンゼルス・ビバリーヒルズの中でも特に高級な地域)
1962 Chevrolet Corvette
初代コルベット(C1)の最終型。
Cadilac CTS
世のダウンサイジングの流れで、”あの”キャディラックもエンジンはたった2Lですよ、奥様!(ターボで276PS稼いでますけど。V6・3.6Lも選べますけど)
Cadilac ATS
CTSの弟分。”あの”キャディラックもニューイヤースペシャル価格、ブレンボキャリパー付きが399万円で買えるそうですよ、奥様!(限定15台)
Cadilac SRX
キャディラックのSUV。とにかくUSではSUVが売れているそうです。(ヤマハSRXのUSでの登録商標、切れたのでしょうか?)
Chevrolet CAPTIVA
GM傘下の韓国・大宇の製造。4WD。
Chevrolet Sonic
これもGM傘下の韓国・大宇の製造。そういえば、日本にGM傘下のメーカー無くなりましたね。
Chrysler
Plymuth CUDA
若者が最初に買うクルマを想定されたポニーカー、バラクーダも激烈な販売競争で過激に進化。クライスラー最大の440(7.2L)や426ヘミ(6.9L)を積んだマッスルカーがクーダです。ボンネットのエア・スクープが特徴。1970年モデルあたりでしょうか。
Chrysler 300SRT8
その独特の押し出しで、一部に熱狂的な人気のあったクライスラー300が日本に再導入されました。ハイパフォーマンスバージョンのSRT(Street and Racing Technology)には、472psを出す6.4Lリッター・V8、伝統のOHVヘミが積まれます。638万円。
なんとブレンボキャリパーが付いてます。
Jeep Grand Wagoneer
ナンバーから1981年モデルでしょうか?
ジープから派生したワゴン、日本ではパジェロがそれにあたりますね。
[ご参考]意外に知られていないジープ派生型ミツビシ・パジェロ(1973年コンセプトモデル)
Jeep WRANGLER
3,790,800円。
Jeep WRANGLER Unlimited Sport
4ドア版ラングラー。派手なオーバーフェンダーが付いたのが「スポーツ」グレード。
Jeep Cherokee
V6・3.2L、272psは9速AT(!)と組み合わされます。ジープのアイデンティティ、ラジエターグリルの縦7本スリットを現代的にデザインに取り込んでいます。
Jeep Grand Cherokee
チェロキーのV6・3.2Lの他、5.6LのOHV・V8が選べます。これも縦7本スリット。
NISSAN
Infiniti QX80
北米仕様の5.5L・V8、400HPエンジンを積むSUV。とにかく、北米ではSUVが売れ線のようです。
Infiniti QX50
スカイラインベースのSUV。V6・3.7L、325HP。
Tesla Model S
ロードスターに続くテスラ2作目のEV。
ブレーキシステムには回生ブレーキと通常の油圧ブレーキの2系統。
5座+緊急用2座(後ろ向き)の計7人乗り。