次は花形、グランプリレーサーのご紹介です。(車両の解説は公式HPから抜粋)
1960 RC161
’60年世界選手権ロード、250cc初挑戦の年。第4戦西ドイツにて3位でゴール、ホンダのクラス初入賞、初表彰台となった。(3位入賞車 No.108 田中健二郎)
1960 RC143
世界選手権ロードレース125ccに挑戦して2年目、’61年第1戦スペインGPで、ホンダがグランプリレース初優勝を飾ったマシン。(優勝車 No.60 T.フィリス)
1965 RC115E
RC115のエンジンだからRC115E。空冷4サイクル2気筒49.75ccエンジンは、DOHC4バルブをカムギヤトレインで20,000回転以上もぶん回し、13PS以上を絞り出すも、さすがに2スト勢相手には分が悪かった。ホンダが50ccクラスで1965年、66年と連続でWGPチャンプとなるも、1962年デビュー以来4年目でようやく成し得た成果であった。
1967 RC174E
’67年世界選手権ロード、350ccクラス8戦7勝。マニュファクチャラーズ/ライダーズチャンピオン獲得。DOHC6気筒エンジン搭載。(マン島TT優勝車 No.3 M.ヘイルウッド)
1979 NR500
世界に類のない各気筒に8バルブを配置した画期的な楕円ピストンV型4気筒エンジンを搭載した注目のロードレーサー。(’79年イギリスGP出場車 No.5 片山敬済)
1982 NR500
’81年全日本選手権第6戦鈴鹿200km国際A/B級500ccクラスで4サイクルの優れた燃費性能によりNR初勝利を飾った。(’82年度全日本選手権用マシン No.12 木山賢悟)
1982 NS500
ホンダ初の2ストGPマシンNS500は1982年第1戦アルゼンチンでデビュー。ルーキー、フレディ・スペンサーは初戦からケニー・ロバーツと大接戦を見せ、3位となり、NS500のポテンシャルは高いことを見せつけた。初勝利は第7戦ベルギーまで待たれた。
1983 NR500
東京モーターショーに出品、先端技術多用のNR。エンジンはチタンやマグネシウム、フレーム、スイングアーム、ホイール、インナーチューブ等はCFRPで構成、注目された。
1985 NSR500
84年モデルのエンジン下にガソリンタンクを配置し、チャンバーをエンジン上側に通すという特異なレイアウトは、85年モデルでは一般的な配置に変更された。この年、フレディ・スペンサーは、WGP250ccクラスと500ccクラスのダブルエントリーを行ない、見事ダブルタイトルという偉業を成し遂げた。
1985 RS250RW
RS250RWは1985年のWGP250ccクラスに参戦するフレディ・スペンサーのためにワンオフされたマシンである。この年、フレディ・スペンサーは、WGP250ccクラスと500ccクラスのダブルエントリーを行ない、見事ダブルタイトルという偉業を成し遂げた。
1986 elf3
フランスの石油会社エルフのレースプロジェクトROCによって製造された独創的マシン。ホンダは早い時期から興味を示しエンジンを提供。プロジェクト第4弾の「エルフ3」にはNS500のエンジンが搭載された。世界選手権で最高7位、ランキング9位の成績を修めた。(No.5 R.ハスラム)
1987 NSR500
’87年世界選手権ロード用に新設計V4エンジンRCバルブを搭載して15戦中7勝、ホンダに1年ぶりのライダーズチャンピオンをもたらした。(No.2 W.ガードナー)
1988 NSR500
’88年世界選手権ロードに出場。V4エンジンおよび車体を改良したNSR5年目のモデル。500ccクラスで2位を獲得。(No.1 W.ガードナー)
1989 NSR500
全日本選手権GP500ccランキング4位(No.3 宮城光)
1993 NSR250
1993年度世界選手権ロード250ccで14戦7勝と活躍。コンパクト化に成功した前年からの75度V型エンジンとシャシーを熟成し参戦。(No.18 岡田忠之)
1995 NSR500
’95年世界選手権ロード500ccで2連覇。前年からのインジェクションやPGMサスペンションなどをトライして13戦中7勝した。(No.1 M.ドゥーハン)
1997 NSR500V
’97年度世界選手権ロードで、マニュファクチャラーズ/ライダーズ チャンピオン獲得。ポイントランキングでもホンダは上位6位までを独占。(No.1 M.ドゥーハン)
1999 NSR500V
’99年世界選手権ロードの第4戦まで出走したワークスレーサー。’96年GPに初参戦したV型2気筒エンジン搭載市販型がベース。(No.15 S.ジベルノー)
1999 NSR250
1999年世界GPロード250cc出場車。新型のエンジン・シャシーで高い戦闘能力を発揮、日本人ライダーのフランス、バレンシアでの優勝を含め16戦中5勝した。(No.4 宇川 徹)
2001 NSR500
’01年世界選手権ロード500ccクラスで16戦12勝し、マニュファクチャラーズ/ライダーズチャンピオンの両タイトルを獲得。(No.46 V.ロッシ)
2001 NSR250
2002 NSR500
MOTO GP
2003 RC211V
’03年4チーム7台でMotoGPクラスに参戦。Hondaは16戦15勝を達成し、3年連続マニュファクチャラーズ、ライダーズチャンピオンの両タイトルを獲得。 (No.46 V.ロッシ)
2004 RC211V
2004年シーズン途中から採用された4本マフラー仕様のマシン。Hondaはマニュファクチャラーズチャンピオンを4年連続で獲得。前年ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞したN.ヘイデンは第7戦、第8戦で3位の活躍を見せ、ランキング8位に入った。(No.69 N.ヘイデン)
2004 RC211V
’04年MotoGPクラスでHondaは、16戦7勝し4年連続マニュファクチャラーズタイトルを獲得。玉田選手は第7戦で初優勝、第12戦で2勝目を飾った。 (No.6 玉田 誠)
2008 RC212V
ヤマハ(バレンティーノ・ロッシ)、ドゥカティ(ケーシー・ストナー)に次ぐ年間ランキング3位でシーズンを終える。(No.2 ダニ・ペドロサ)