当時モノ、4穴スポークホイールについては、こちらをご参照ください。この稿では、入手の容易な(or 現在使用している)6穴用パーツを使うベベル用スポークホイールを用意する術をご紹介いたします。
▲前後ハブは4穴/6穴共用品を使います。このハブは現在、リプロ品が出ておりますので比較的入手は容易です。
▲フロントハブに、6穴用フロントディスクブレーキローター取付サポートを付けたもの。サポートは削り出し新造ですが、粗目のサンドブラストを当て、鋳造感を出してあります。
▲リアハブに、6穴用リアディスクブレーキローター取付サポートを付けたもの。サポートは削り出し新造ですが、粗目のサンドブラストを当て、鋳造感を出してあります。
▲リアハブに、6穴用ダンパーキャリアを取り付けたもの。ダンパーキャリアは純正流用ですが、4穴で取り付けられるよう加工してあります。
以下、前後ハブを異なる角度でご覧ください。
このハブをフロント2.15インチ、リア2.50インチのRKエキセルH型アルミリムと組み合わせました。
▼フロントホイール
▼リアホイール・ブレーキ側
▼リアホイール・チェーン側
当時モノパーツで組んだ4穴ホイールとの比較してみましょう。
▼フロントホイール・6穴
▼フロントホイール・4穴
▼リアホイール・ブレーキ側・6穴
▼リアホイール・ブレーキ側・4穴
▼リアホイール・チェーン側・6穴
▼リアホイール・チェーン側・4穴
さらにボラーニ製リム(左)とRK製リム(右)も比較してみましょう。
ボラーニ製リムよりRK製リムの方が、リムハイトがあります。
リムの接合面。
RK製リムは、溶接による接合部をグラインダーで削ったまま。(これで問題ないのでしょう・・・何らかの試験を通した証であろう3桁の数字も書かれていますし)
ボラーニ製リムは、溶接による接合部を削った後、滑らかに仕上げてあります。
私見ですが、ボラーニ製リムとRK製リムの関係は、当時モノのカンパニョーロ製5本スポーク・マグネシウムホイールとBITO R&D製5本スポーク・マグネシウム鍛造ホイールの関係に近いように思われます。
今回のようなカスタムホイール製作の場合、オリジナルにこだわる理由は薄く、十分な「雰囲気」を持った上で、より高性能(で安価)なパーツを採用することの実益は大変大きいことでしょう。