2016/7/10 第4回ハイランドギャザリング

八ヶ岳の高原で行われる、今回で4回目となる若いクラシックバイク・ミーティングです。3回目の見学となるE藤氏は、メンツの固定化と参加台数の大幅減少の感想を述べられていました。(それでも何台かは重要な新顔があり、見逃せないですね)

CLARA 106

プレスカブをベースにした正体不明のニーラー。

1953 ヤマト ラッキー号 LY-B2

誰も知らないヤマト商会のラッキー号。ヤマト商会は販社で、ラッキー号を生産していたのが増田鐵工です。このメーカーは現存しています。http://www.kkmasuda.co.jp/

素晴らしいことに増田鐵工自身によるラッキー号の紹介ページがありました。http://www.kkmasuda.co.jp/yamatokan/yamatokan.html 当時の日本のモノづくりの実態を知るには非常に良い資料です。ぜひ読んでみてください。

『(有)ヤマト商会は昭和30年5月、店をたたむ事になってしまいました。ラッキー号は、この年で生産中止となり姿を消したのでした。当社はその後、債権回収などに奔走したのですが、回収は困難で当社も精算せざる得ませんでした。その後、現会長は「オートバイの仕事は、もう懲り懲りだ!」と思ったそうです。しかし、現在もオートバイ産業に関わっているのでした。』(爆笑!!)

90ccのエンジンは4ストロークと立派。

ホーンのようですね。

1964 HONDA CB93

1965 SUZUKI TR250

市販レーサーTR250のプロト車。残念ながらTR250は市販に至らず、とのことです。車両のレストアにあたり、足回りにヤマハ、エンジンにホンダのパーツを流用してあるそうです。言われても分かりませんね。

ちなみに歴代スズキ・モデルについては、http://www.suzukicycles.org/All-Suzuki/all_suzuki_models.html が完璧と言えるレベルです。なにか言及されているかもしれません。

1967 Fuji Rabbit Hi-Super 90

1968 HONDA CB250/350(CYB)

オーナーによれば、ヨシムラが当時レースに使用していたマシンを公道走行仕様にしたとのこと。

意外にエンジンはきれいですね。POPはフィンから何からドリルで軽め穴だらけにしてしまうように思われたのですが・・・

1959-65 DUCATI 200 Elite

これが「噂の」進角調整レバーです。昔の人はマニュアルで進角を変えていたのです。でも、使うのはほとんど始動時だけだったんですよね?

1965-69 DUCATI 250 Mach I

160km/hを越える最高速度を持つ Mach I は、世界最速の250(1965年当時)と謳われました。

「モーターサイクリスト」誌の表紙を飾ったことを主張。

こちらは「オートバ」誌の表紙を飾った車両の様です。

1963 DUCATI 250 SCRAMBLER

空気入れが標準装備なんですか!?

1971-74 DUCATI 450 Desmo

通称シルバーショットガン!!

1939-57 MOTO GUZZI Airone

言わずと知れたシングル GUZZI を代表する一台。

タンク違い。

1950-66 MOTO GUZZI Galleto

 スペアホイール搭載の「珍」モト・グッツイの一台。エンジンはグッツイ得意の水平シングル・シリンダー192㏄を搭載。なんだかんだで17年間も造られていたんですね。

1968 MOTO GUZZI V7

1969 MOTO GUZZI Falcone

GUZZI最後のビッグシングル500㏄、ヌーボ・ファルコーネ。出た時から時代遅れでした。カラビニエリ(憲兵)仕様でしょうか。

MV AGUSTA 125 TR

オリジナルは幅の狭いフラットバーですが、スクランブラ―風のハンドルに替えられています。

ハンドル・ブレースにはトマゼリのエンブレム・プレート付き。デザインがオシャレです。

Capriolo 75

誰も知らないカプリオーロ。私も知りません。

エンブレムに CAPRONI TRENTO とあります。アエルマッキ同様、航空機のカプローニと関係ありそうです。(興味は湧きましたが、省力化のため調べません。あしからず)

1967 MINARELLI P6 Corsa

ミナレリ製汎用オートバイ向けエンジン、P6を使用して製作された小排気量レーサー。

RUMI 125

ルーミィの125と思われますが、スポルトでしょうか?モデル特定はできかねます。

Lambretta Model D

鋼管メーカーだったランブレッタは、スクーターのフレームをモノコックではなく、パイプで製作しました。

Lambretta Li Series II?

あたりでしょうか?この手のスクーターって、どれも似たり寄ったりで、モデルの判別に確信持てません(笑)

これは車名すら分かりませんでした。イタリア製と踏みましたが・・・(興味深い細部を色々撮ってあるにもかかわらず紹介文を撮っていないのは理解に苦しみます(笑))

1935-42 BMW R12

サイドバルブエンジン、チャンネルフレームの戦前型。

1956-60 BMW R60

1928 BSA S28

1940 BSA M20

1971 BSA B50SS

BSA A50

あたりのどれかだと思うんですけど・・・(業務連絡:E藤様、省力化のために紹介文の撮影にご協力お願い申し上げます)

Vellocette K series

ですかね?

1959 Triumph T120 Bonneville

とみましたが、これは色からして間違いないですね。

英国車の黄金期1959年にオールニューモデルとしてデビューしたT120ボンネビルは、世界最速の名を欲しいままにしていました。

1935-55 Vincent Comet

4輪

MG。申し訳ありませんが、省力化のため、モデル特定いたしません!

別のMG。ナンバーから1935年型とお見受けしました。

この尻、ライレーっぽいね。ナンバーから1931年型でしょう。

見学者のバイクでしょうか。

このへん、間違いなく自走。さりげなさが素敵です。シビれますね。

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