栃木県栃木市の「道の駅みかも」に集まった1975年以前に製造されたバイク100台以上が、みかもをスタートし、渡良瀬遊水地を折り返し、ふたたびみかもにゴールするというイベントです。
「古いバイクはちょっとうるさい」N島さんが、10月2日の MCFAJ クラブマンロードレース 第4戦の初レポートに続き、2回目となるレポートをいたします。
マッハIV(750H2)サイドカー
見た瞬間、「キカイダー」とつぶやいたら、周囲の方々が皆、賛同してくれた。人類皆オ○ク!ギター背負って走るべき(馬鹿)。
サイドカー定番のアールズフォーク変更、違和感なくまとまってます。Fタイヤは15インチ!もち、4輪用。
本来「キカイ…」のサイドカー(サイドマシン)は、カワサキがマッハⅢのエンジンを使って作り上げたレーシングサイドカー、もちろんニーラー。あれを造成地で走らせちまうのは、流石は東映!!
ブリジストンの180?250?
出場車ではなく、なんと見学者車両!クランクケース両側のカヴアー内のキャブ(ロータリーディスクヴァルブ)手造りと思えるチャンバー、後付けサイレンサーも凄味を見せる。なんで?これが未出場なのか?
YAMAHA・DT1
あまりの美しさに「負けた!磨きの鬼はこのお方」と、シャッポを脱ぎ、陽光にスキンヘッドを晒したが…これまた一般車で、上のBS同様に堂々の自走!あれ?「ういんかあ」が見当たらない!!初期型だそうで、しっかり手信号してました(笑)
トラカブ&HONDA・C110
ミニマムな単車は可愛らしい…という以上の魅力がありますね。これは参加車両。
YAMAHA・TX500
ごめんなさい、一般車です。なにせCB72・CB92・CS71、ラビットスクータの参加が多すぎて、なんかもう…CB750やZ1・Z2、マッハ軍団は飽きるほど…XSやTXは少数派。いわんやこのDOHC8ヴアルブツインの500はこれきり!!
DUCATI 203(200?)エリート
とにかくイタ車が少ない!サイドヴァルブのハーレーなぞCB750より多いくらいなのに…で!この美しき(2本マフラーがチョイ残念)エリートを見た時は嬉しかった。
ハッキリ言ってフレームがちょいくすんで見えるのは、カメラマンの腕が絶望的なせい。申し訳ない。産まれて初めてデジカメ使った(大マジ)
YAMAHA・YDS3
日本車初(たぶん)の分離給油(オートルーブ)システム装備車。他と違い年式に合った(?)ヤレた外観が、なんとなく好感をもてます。
SUZUKI・RE5
出ました!ス○菌、もとい、世界に冠たるジウジアーロのデザイン!単車に乗らない人がデザインすると、こーなるという…しかし熱に対する努力は各部(ラジエター・マフラーetc)から見てとれます。
ライト上の茶筒は一体何だ?(白々しい)
メーターアップ!キーを回すとプラ製カバーが開く(現在は不動)
謎のカブ系
モデルは判らん…が!カッコイイ!!どうも改造ではないような気がします。
MOTO GUZZI ロドラ150?(だと思った)
最後のグッツィシングル。そしてオンロード専用のシングル!(ドゥカのスーペルモノは除く。あんな公道も走れんもんは…)
倒立フォークでいいのか?ジャバラエキパイと呼べばいいのか?…謎は深まるばかりでございます。
ライラックLS18(と、仕方なく撮ったCB92)
ドイツのビクトリア社のベルグマイスターを範としたOHV60度ツイン。当然シャフト(丸正ライラックはシャフトドライブ以外は存在しない)のちに同型式の125まで造ったが、高価すぎた…。
ベイビーライラックSY250(伊藤史郎がアサマでぶっち切り優勝)ドラゴン、ランサーマーク、マグナムエレクトラ…素晴らしいデザインの数々。
MOTO GUZZI アイローネ
有名なファルコーネ(500)の半分の排気量。エリート同様、素晴らしい外観を保つ。
トレードマークのアウターフライホイール。オーナーは自作でフライホイールカバーを付けている。デロルトキャブの「紅い!」ファンネルに注目!
そのヴァルブスプリングは、ヘアピン型!デスモヘッド内のそれとよく似てる(もちろん違うから!)
どーもグッツイの2スト50らしい?
…と、ゆー事は、これがあの愛すべきドゥカのクッチョロの売り上げを下げた張本人…だったかな?
MVアグスタ750Sアメリカ
来たぜキャプテンアメリカ!負けるな虎のレーサー!!凄いぜミュンヒマンモス!!!これらのタワゴトの意味を知りたい方は、某DUCATIスペシャリストの店の本棚を見てください。私が寄付しました。「ゆけ、ヴァンビーンOCR1000!!!」除名処分が近いな、俺。
シャフトドライブ。レーサーに使われるのを嫌ったらしいが…
これ、これ、これだよ!名高い「コタツコード」なんか燃えちまいそうな。ちなみにタンク下にデスビ「ですとりびゅうたあ」が!!
HONDAジュノオ
駄目出しされた初代の汚名を返上すべく、登場した2代目。そのスタイルは現代でも通じると思う…否、現在のどの国産車よりもカッコいいと思う。
125ccOHVフラットツイン(!)イタリア・パテントのパダリーニ・ミッション(オートマ)の重さと不調が、同じく野心的なYAMAHAのSC1共々致命的に…「汚名…挽回」ってか?悲しい。
グリーブス250
素人レーサー、レグ・エヴェレットの手造りマシンを元に造り上げた、安価で戦闘力のあるレーサー。その製作にはフランシス・バート(ベアト?)も関わる。あまりに特徴的なボトムリンクサス(同時代の英国レーサーのテレスコフォークより良かったとか!)ステアリングヘッド空の角型ダウンチューブ、まさに「クラブマンレーサー」
全景写真がないのは、私のミスです!忘れてました!!筑波のレポートの最後の方にちゃんとした写真あります。(別の車だけど)申し訳ない。
カワムラ製モンロー号(笑)
「友達がふっるっういバイクを持ってきたから、俺はこれだぁ」と、自慢げなおじいちゃん「乗ってみろや!」と言われ、先に小学生の男子に乗ってもらい、鮮やかに乗りこなされ…私は深呼吸数回のあとヨタヨタと。コケたらPHMCの名に傷が!(つかないって)ま、なんとかなったけど、ヤバかった。これって前輪駆動になるよね?
これは750sで、750sアメリカではありません。
熱風の虎は連載時から愛読していました。
ご指摘ありがとうございます。たしかにアメリカは角ばったタンクとシートカウルを装備しているヤツでしたね。その事実を本稿を寄稿してくれたN島氏が知らなかったとは思えませんので、つい手が滑ってしまったのだと思います。
なお管理者の判断のみで改編せず、ひとまず原文を残しておきます。(正誤はこのコメント欄まで読んだ人は分かるという・・・)