当店お客様の倶楽部活動ですが、「釣り部」、「模型部」に続き、「自転車部」が結成されました。今はやりのロードではなく、MTBがメインであることはこだわりです。興味のある方がおられましたら、お声をお聞かせください。
まずはプレイベントとして5月15日、千葉の里山を走って参りました。T中さんによるレポートをご笑覧ください。
「パワーハウス自転車部ツーリング・南房総」が実現いたしました。詳細をレポートしたいと思います。
Chapter 0 : 道の駅 きょなん(鋸南)
朝9時に「道の駅きょなん」に車で集合、すぐ近くの「ばんや」で朝食後、「長狭街道→県道182号→、88号→長狭街道」と周回(通称「保田サーキット」)し、長狭街道沿いにある「名代亭」で「おらがX丼」を食すというプランです。
その日の天気予報では曇り、降水確率20%、自転車ツーに適した天候でした。ところが、自宅から集合場所へ車で移動中には霧雨が始まり、ワイパーが必要なくらいまで強くなってきて、これは大変なことになるかもと思いましたが、きょなんに着いた頃には無事、雨は止んでいました。
Chapter 1 : ばんやで朝食を
車から自転車を下ろし、早速ばんやで朝食です。
私は小海老のかき揚げ丼、
Y澤氏は漁師のおまかせ丼を食べました。
サイドメニューに天ぷらの盛り合わせ、朝から結構なボリュームです。
Chapter 2 : もみじロードに
朝食を済ますと長狭街道に入り快調にスタートします。が、いきなり登りが現れました。後で地図を確認すると峠でした。ここで早くもバテて自転車を押し歩く私を尻目にY澤氏は淡々と先へ進みます。健脚です。
なんとか峠を越え県道182号、通称もみじロードに入るとここからは快適な下りが続きます。
オートバイで走ると気持ちよさそうなワインディングです。平日でしたが数台のオートバイを見かけました。
途中水分補給の小休止をしながらこぎ進みます。
軽いアップダウンを繰り返しながらなんとかもみじロードを走り切り、ファミリーマートで休憩。ここで問題発生!
Y澤氏のでん部が異常なまでに濡れていたのです。「汗かなあ?漏らしたかなあ?」と首をかしげる同氏。
原因は背負ったデイパックに入れていたペットボトルのキャップの締めがあまく、中身をすべてぶちまけていたためでした。おかげでジーンズはおろかパンツまでぐっしょりです。
Chapter 3 : 戸面原ダム
気を取り直して次は県道88号です。ここでも登りが待っていました。
私はロード特有のハイギヤード設定にひいひい言いながらカメの歩みで(時には押し歩きで)前進します。Y澤氏ははるか先を行っています。マウンテンバイクゆえの軽いギアの為せるわざでしょうか?否、単に私の体力不足なだけでした。
戸面原ダム湖。
Chapter 4 : メシ抜き!
再び長狭街道へ戻り、昼食場所の鴨川「名代亭」を目指します。ここの「おらがX丼」は新鮮な刺身と海鮮丼の2段重となっており、今回のメインイベントの一つであります。
そして14時半頃到着しました。
しかし!まさかの完売閉店!!
途方にくれましたが、実はばんやで食べた朝食がまだ消化しきれておらず、腹も大して減っていない二人でした。食ってすぐ運動すると思ったより消化は進まないもんですね。
Chapter 5 : 自転車乗換え
ここからは長狭街道を西進し、帰路に着きます。
途中、お互いのバイクを乗り換え、マウンテンバイクの軽快なギア比で上り坂を楽しみました(嘘)
Chapter 6 : 古民家カフェ「夜麦」
道中で古民家カフェを偶然発見!月曜日営業をなにかの縁とばかりに、興味本位で立ち寄ってみました。
ゆっくり休める雰囲気でした。
シフォンケーキとコーヒーを食しつつ・・・
Chapter 7 : 最後の力走
道の駅きょなんに17時頃到着です。
完走おめでとう!(どんなこともゴールすることは大事です)
Chapter 8 : 道の駅自動車教習所
地元のおっさんが、道の駅の駐車場を教習所代わりに、中国語を話す嫁(であろう人)に運転を教えていました。
路面にある矢印のペイントを律儀になぞって走っていました。
Chapter 9 : 念願の「あさると」
自転車を車に積んで、竹岡の「あさると」を目指します。ここは店先に古いジムニーが置いてあることで、Y澤氏に目をつけられていたカレー屋です。
http://www.powerhouse-mc.com/blog/?p=8272 このとき食べられなかった「例の」カレーに今回、チャレンジ!
何度でも言います、貴重な初代ジムニー。放置させておくのはもったいない。
飾りだからこそ、空気ぐらい入れておいて欲しいね。
「あさると」の細部は以下のサイトが詳しいです。
https://blogs.yahoo.co.jp/hapii3/64602979.html
店に入るとさっそく無数のアサルトライフルがお出迎えです。マスターは、ミリオタ・頭バンダナ・スキンヘッドかと思いきや、ごく一般的なコーヒー屋マスター風のジイさんでした。カウンターにはご近所とおぼしきジイさんたちがたむろして、コーヒーをすすっておりました。
「バカのり?」
ここでは地産地消を標榜する「バカのりカレー」を食しました。バカみたいに海苔がのってるカレー、ではなくバカ貝の磯部揚げ入りカレーでありました。昼食抜きの腹に流し込みました。
「カレー・アクション・ちば」なるキャンペーン。
少々、期待外れ感のあるお店を出た頃には日もとっぷり暮れており、ここで解散となりました。
今回の総走行距離は55.4Km。オートバイではすぐ走り切る距離ではあります。また、坂道も見た目はなんてことのないゆるやかさなんですが、自転車をこぎ進めた途端、勾配が牙をむいてきます。上りが苦しいほど、登り切った時大きくなる達成感は自転車の醍醐味。この感覚はオートバイでは味わえません。疲労感はありましたが、無事完走した爽快感がそれを上回った1日でした。
自転車部いいですね!