決勝スタート!!
私の記憶では、世界グランプリを WGP、ワールド・スーパーバイクを WSB と表記するように、世界耐久選手権は WEC だったはずですが、今は EWC と書くんですね、知りませんでした。さてその CWE、おっと違った EWC ですが、今年は全5戦だそうです。80年代は10戦はあったはず。やはり耐久人気低迷の結果なのでしょうか?きっと、そうなんでしょうねえ・・・まあ、それはいいのですが、なんとこの鈴鹿が EWC 最終戦なんです。これまたビックリ!欧米の学校の新学期は9月からですが、それと同じ感覚なんでしょう。毎年9月が開幕戦、年をまたいで7月末までで一シーズン。ちょっと目を離した隙に耐久の世界も様変わりしていました・・・え、今更の話題ですか?お恥ずかしい。
下の画像は予選1位から10位、決勝1位から10位、および「ガイシャ」チームの1時間ごとの順位の変動を表にしたものです。
1位のヤマハの鉄板なレース運びは、ホンダが同じことをしようものなら「大人げない走りでレースをつまらなくした」と非難を浴びそうですが、ヤマハは何と言われているのでしょうか。
とはいうものの、優勝したヤマハのみならず、上位入賞のチームは皆、ガチガチのレース運びで、やるべきことはすべてこなしたが、ただ今回はヤマハほどの速さは無かっただけ、という印象です。
一方、鈴鹿の主、ヨシムラ、モリワキは分かっていらっしゃる!ヨシムラは予選2位から最初の1時間で、いきなり60位まで順位を落とすも、怒涛の追い上げで7位に生還。予選7位のモリワキも、レース半ばで50位以下まで落ちた後、27位で滑り込み。これぞ観客を飽きさせない「鈴鹿のドラマ」です(笑)やってる方はたまったものじゃありませんが・・・
そしてガイシャ勢です。BMWが何と7チームもの参戦!ドカが2、アプリリアが1チームという布陣でした。結果は見ての通り。
最後に、M尾さんが立ち上げにかかわったという、「HONDAを取り巻くパーツサプライヤー16社」が集まった Team SuP Dream Honda の成績でこの稿を締めさせて頂きます。
このチームは、「伊藤真一をメインライダーに」、「ワークス系チームと違いキット車」、「基本的なレース運営はTSRさんにお願い」、「16社に参加してもらいNo.4チームといえるサポート体制まで引き上げ」たとのこと。
ちなみに、このチームのチームのカラーリングは、当初「赤・黄・白」でしたが、M尾さんの提案で「赤・金・白」に変えたそうです。この色の取り合わせは、「チームの誰にも言っていない裏メニュー」に基づくものなんだそうです(笑)